“野田篤司・あさりよしとお『宇宙暮らしのススメ 小惑星移住計画』(学研 ¥1,200)
 人類が目指すべきは月でも火星でもスペースコロニーでもない、それは小惑星帯だっ!というお話。
 小惑星をくりぬいて居住空間を造り、採掘した青銅や鉄で組みあげた宇宙船に太陽光エネルギーによる蒸気エンジン(ロケット)を搭載して星の海を渡っていく人類、というイメージには久々にショックにも似たセンスオブワンダーを感じました。
 ナニそのスチームパンクつうか19世紀サイエンス・ロ~マンスなノリは?
 このアイデアを上手くふくらませば『虎よ!虎よ!』や『カエアンの聖衣』に出てくる「宇宙空間に居住する野蛮人」というネタもまた新しい視点で語れるかも。
 ひとつ気になったのは直径10mほどの小さな居住区に人工重力を与えるために4.5秒に1回転させるとのことなんですが、昔あまり小さな居住区を回転させるとコリオリ力とかの影響が無視できなくなって、住んでいる人間に悪影響与えるのではないか?というのを読んだ覚えがあるんだけど、その辺はどうなんでしょう?”